広島、粟島

She-la-feeta2006-04-18

今日は広島という島に行った。
広島といってもカープとかがある大きい街ではなく島の方だ。
行きの船で白装束の客が多かったので何かと思ったら
今日はどうやら「お接待」という行事があるらしい。
島を走っていてもいたるところで小さい地蔵盆のようなものをやっている。
中学校の前で子供が出し物をしていたので話を聞いてみると
弘法大師がこの島で修行をしたことにちなんで命日に当たる日にこの行事をやっているとのこと。
地蔵をまいった人をお菓子などでおもてなしをするという行事らしい。
で、その小中学校の生徒が作った寒天をいただいた。
生徒が作ったといっても小中合わせて3人しかいないとか。
もちろんその生徒もお接待を、学校行事になってるそうな。
他の地蔵にいたおばあさんに話を聞くと昔はもっと人がいて漁業が盛んだったけれど
今はほとんどいない若い人が島で取れる石を売ってるのだとか。
みなさん若く見えますねと言ったらお菓子をもう一つもらった。ウマー
しかし実際若く見えたのだ。やっぱり気候がよかったり不便な生活が逆に健康にはいいのだろう。
よい石が取れるとの事だったが確かにその通りらしく島のあちこちに格言を書いた石碑が建っていた。
今まで行った島の中でいちばんたくさん地元の人と話せたのでとても満足して島を後にしたのだった。


その後は粟島という島に、こちらも同じ行事があったらしいが私がついたころには終わっていた、残念。
島の中ほどに国立海員学校の校舎跡がありそのまま展示されていた。
島へ渡る船はフェリーではなく渡船という雰囲気だった、車も1台しか載せられない。
船員さんはみんな島の人と顔なじみのようでとても客とフレンドリーだった。
客と冗談を言い合えるのもやっぱり田舎ならではだろう。
どの写真を貼ろうか悩んだけど載せるのにとても苦労した渡船を。