試験5回目

ちょっといつもより家を出るのが遅くなったら渋滞に巻き込まれる。
着いたらなんだか長蛇の列でなんじゃこりゃー、前回の反動だろうか。
受験番号は41番だと言われる、さらに後ろに長蛇の列。これ1日で終わるんかいな。
いつも通り昼に出直し、午後の試験は28番からだそうなのでかなり待たなければならないようだ。
午後1番手から3人くらい連続で即死、容赦なく即死。厳しすぎね?すぎね?
その後はほどよく死亡で7人目からは3連続合格。ああなんか見てるだけで緊張してきたぞ。
しかも今日は初めてやるコースじゃないか・・・左バックなんてやったことないぜ。
試験官も普段と違う人だしなー、ダメかもなぁ・・・と、諦め半分に眺めてると40番目から試験管が交代。
いつもの人キタワァー、っていうか遭遇率高すぎです。


さて出番だ、なんだか今日は緊張するなぁ・・、いつもと違って待ち時間が多いからか
さすがに6回目まで行くのは避けたいというプレッシャーなのか心拍数が上がる。
安全確認はいつもよりしっかりやって発進、踏み切りで止まって右見て左見てゴー。
踏み切りを通り過ぎたからシフトチェンジ・・・あれ?これ既に4速じゃね?これダメじゃね?
やってしまったものは仕方ないので外周から中央の幹線に右折、すぐ車線変更して信号で・・止まる・・
あれ、ギア?ギアは落とせよオレ。でももう停止線近いしいや落ち着けKOOLにあわわわ。
ニュートラルでかなり転がってどう見ても惰力走行で減点です本当にありがとうございました。
気を取り直して坂道、クランクはクリア、前回指摘された左の目視はこれでもかってくらいにする。
さてぶっつけ本番の左バックだ。ってなんかチェックされてるし、なんか減点されてるし。
安全確認したら下がりつつリアのタイヤをコーナーに近づけつつそこで切って右見てー
おお、綺麗に入った。
よしこれまた丁寧に安全確認して次はS字だ
S字ももう慣れたもので難なく通過、相変わらず最後だけは膨らんでこれまたチェックされる。
いつもならここで終了の声がかかるけど今回は無言、ひょっとして完走ではなかろうか。
完走イコール合格ではなかろうか。
いやここで失敗したら完走で死亡ではなかろうか。
あああKOOLになれミスさえしなければ問題ない、左折だ右折だ指示速度だゴール地点だ。
サイド引いてエンジン切って降りるところでこっちに視線が注がれてるところで合格を確信する。
ここでちゃんと後ろを見て降りれば駐車措置の減点は無い、ここは冷静にクリア。

で、降りて試験官の方に向かったけどなんか渋い顔。
「うーん・・・、もひとつだったなぁ・・・・」


え、いや死亡?ここまできて?またまたご冗談を


「・・・・まぁ合格にしとこうか」




キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!


午後3時を過ぎてたので免許証は後日発行のことを伝えられる。
飛び跳ねたいくらいの気分だったけどここはKOOLに平静を装ってコースから外に出る。


気づけば喉がひっつくくらいにカラカラじゃないか、合格祝いにジュースでも買おう。
150円入れてー、ボタンをポチっとな




ブー




え、いやブーって何よブーって、ハズレ?品物出てこないし。あれ?お金は?
返してー、返してください、返してー。
つーかこんなオチいらねぇー


窓口で返金してもらったけどね。